アニメどろろ 最終話 百鬼丸の目が戻りました
どろろもついに最終話まで来ました。
多宝丸を敵と見做して死闘を繰り広げる百鬼丸。
自分の目を取り戻すために、多宝丸をたたっ斬るかとおもいきや・・・
攻撃を外しました。
これまでの旅で出会った魂の色や形を思い浮かべ、多宝丸もまた人であることを思い出したようです。
ついに和解した百鬼丸と多宝丸。
しかしそこにしぶとい鬼神の妨害。
多宝丸は百鬼丸に目を返すことにしました。
目を返された百鬼丸がどういう反応をするのか。
ずっと楽しみにしてきました。
なんか目を患った人が、科学の力で目が見えるようになるのを見るような気分といいますか。
予想としては、いままで全く目が見えなかったのですから、目が戻ったとたん眩しくて目が開けられない、とかそんな感じです。
ですが、そんな様子はまったくなく、普通に目を開けましたね。
世界を見て「うおーー!!!すげーーー!!!」みたいな感じにもならなったようです。
冷静に「空がきれいだ」とかつぶやいてます。
そして
「どろろ、きれいだ」。
口説いてます。
本当に冷静というか・・・順応力が半端じゃないといいますか。
初めて目に光が戻ったというのにリアクションが小さすぎます。
さて。
百鬼丸がすべての体を取り戻したということは、醍醐景光への鬼神の加護もなくなったということで、結局景光は朝倉に負けたようですね。
そして地獄堂にて百鬼丸と対面します。
とまあ、こんな感じで醍醐景光を殺すかなー、というような場面を作っていますが、多宝丸とも和解した百鬼丸が、いまさら醍醐景光を殺すとは思えません。
なのであまりドキドキしながら観ている視聴者も居なかったんじゃないかと。
まあ実際殺しませんでしたしね。
で、醍醐はというと「ここまで生きる力を持っている百鬼丸がこの国を継いでいたら、いい感じになってたかも」とか調子の良いことを言ってます。
どこまでも救えないおっさんです。
そんな生きる力が強い百鬼丸は、全ての体を取り戻したというのに、一人で旅立ってしまいました。
最後の最後でどろろと別れてしまいました。
なんででしょう??
別に今後も2人で仲良く旅すりゃいいのに。
まあでも、どろろが成長した描写もあることから、2人はまた出会うのだと思います。
成長したどろろ。
どろろのおっかちゃんそっくりな顔ですね。
当然といえば当然ですが。
さて。
どろろ全体の感想ですけど、私としてはなかなか良かったと思っています。
原作の良さを残しつつ、独自の解釈を加えていった物語は、観ていて飽きないものでした。
ただまあ、作画ですかね。
結構崩れてしまったところがあったのが残念です。
せっかく浅田弘幸さんのデザインはすごく新鮮な感じがしてよかったというのに勿体無いことです。
ところで、このどろろ最終話を観た後、ちょっと原作どろろを読んでみました。
やっぱり違和感がいろいろありますね。
百鬼丸が普通にしゃべってるところとか、どろろの「へへへのへへへのへのへのへ」」とか。
多分原作を読み進めていけば、それもまた違和感を感じなくなるんでしょうけど。
なので、一度こちらも最後まで読んでみようかと思います。
それでは。
イッシキでした。