異世界かるてっと 3話 4話 感想
昨日、「笑ってコラえて」という番組で、ワインソムリエのことをやっていました。
番組で追跡していた日本人は、ワインソムリエの大会で惜しくも準決勝で負けてしまいましたけど、それでもかっこよかったです。
鋭い感覚を以てワインの特徴を知覚し、その詳細を説明し、銘柄、産地、年代を言い当てる。
並たいていの努力じゃできないでしょう。
私もなにかのソムリエになれないか考えてみましたけど、ファンタが精一杯ですね。
ファンタなら銘柄も産地も年代も言い当てる自信があります。
銘柄は「ファンタ〇〇味」。
産地は工場。
年代は多分今年。
と思ったんですけど、工場だけでも6つもあるから、産地を言い当てるのは無理そうです。
諦めましょう。
さて。
異世界かるてっとも4話まで来ました。
相変わらず、それぞれの世界観をきっちり出しながら、かつ異世界のキャラクターを絡めていますね。
今回もデミウルゴスがオーバーロードの世界のときのように知恵を披露して「この程度はアインズ様はお見通し」とばかりに話します。
そしていつものようにアインズ様も「そうだったの!?」と心の中で驚きます。
(このデミウルゴスが説明してるあたり、なぜか画面の色彩が鈍くなるんですけど、なにか意味はあるのでしょうか。)
で、いつもならそれで済むところなんですけど、ここは異世界かるてっとの世界。
カズマあたりなら、このあたりの心の動きに気づいていたんじゃないでしょうか。
カズマはよく人の反応を見ては「おい。お前今回も何かやらかしただろ」と言った感じで鋭くツッコみますしね。
今回も「いや、こいつ何もわかってなかったな」くらいのことは思っていたと思います。
空気を読んで何も言わなかったのかもしれませんね。
やっぱり見た目も怖いですしね、アインズ様。
このすばの世界でも、めぐみんあたりが「いつか魔王を討伐する」と言っても絶対に「俺は行かないからな」とヘタレてますし。
でも、そんなアインズ様に「ツラ貸せや」と呼び出すターニャ・デグレチャフはさすがです。
そしてアインズ様より恐ろしい雰囲気を醸し出せる声優さん(悠木碧さん)もすごいですね。
「貴様、存在Xか?」と訊いたときのターニャの声とアインズ様がビビる様子は、それだけで笑えました。
その後、ターニャとアインズ様はお互いが元日本人だということで和解します。
お互い「まさかそのような格好の元人間がいるとは思わないじゃないか」「それを言ったら、幼女の格好をした元サラリーマンなんて想像つかないぞ」なんて和やかに言い合ってます。
でも私知ってます。
スライムになった元人間もいるということを。
自分が幼女になったり、ホネホネになったりするのも嫌になるでしょうが、話すことも聞くことも見ることもできないスライムになってました、と知ったときの絶望感は前者2つには及ばないんじゃないでしょうか。
あれ、すぐにヴェルドラと会えたからよかったようなものの、10年とか20年とか誰とも会わなかったら多分精神的に死んでたと思います。
さて。
こうしてお互い日本人だとわかったターニャとアインズ様ですが、このあとカズマとスバルもお互い日本人だったことを確認し合います。
で、お互いの近況報告。
駄女神と、一日一発しか魔法を撃てないアークウィザードと、剣が当たらないクルセイダーしか寄ってこなかったカズマ。
他方、最初は大変な目に遭ったけどハーフエルフとメイドとドリルロリの幼女と一緒に住んでいるスバル。
これを聞いたカズマは「お前は全然大変じゃないだろ!!」と抗議します。
「女の子を追っかけて?好きな子に囲まれて?それのどこが大変なんだ!!」と。
でもね、どちらのストーリーも見てきた第三者の私から言わせてもらうと、スバルのほうが圧倒的に大変だったと思いますよ。
腸狩りのエルザに何度斬り殺されたか。
ラムやレムに何度ぶち殺されたことか。
パックやペテルギウスにも何度も殺されてます。
何度も何度も殺されて、やっと見つけ出した光明に向けて作戦を練り、やっとの思いで生き残ってきたのがスバルです。
たしかにカズマも殺されて、アクアにリザレクションで生き返らせてもらったことは何度かあります。
でもそのときって痛みも感じないほどあっさり殺されてるんですよね。
たっぷりと痛みや苦しみを味わってから殺されてるスバルのほうが、どう考えても大変な人生を送ってきてます。
その辺り、スバルもカズマにちゃんと説明をして、その上でのカズマの感想を聞いてみたいとも思いますね。
それでは。
イッシキでした。