西尾維新 化物語シリーズ 忍物語
前の記事で、「この素晴らしい世界に祝福を!~この欲深いゲームに審判を!」のことを「この欲」と略しましょうとか言っておきながら、全くその単語を使っていませんでしたね。
でもこの「この欲」、今日もプレイはしませんでした。
なので今回もこの略称は使わないと思います。
で、今回はというと、また昨日のようにラノベを読んでいました。
まだ途中なんですけどね。
物語シリーズの何冊目になるのかははっきりとはわかりませんけど、ぱっとwikiで数えてみたところ23冊目くらいでしょうか。
今回はあの「デストピア・ヴィルトゥオーゾ・スーサイドマスター」が出てきます。
「あの」とか言われてもわからないかもしれませんね。
物語シリーズを知っているのに「傷物語」を知らないという不埒な人はいないと思いますが、その傷物語では阿良々木暦をキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードが吸血鬼にしました。
同じように、キスショットは元は人間であり、吸血鬼によって吸血鬼化された、ということが明らかになっています。
そしてそのキスショットを吸血鬼化したのが、このデストピア・ヴィルトゥオーゾ・スーサイドマスターなんですね。
たしかその辺りの話は、業物語で語られて居たと思います。
業物語では、キスショットが人間だった頃の話が語られています。
「うつくし姫」と呼ばれるほど美人で、そのために国がいくつも滅びている、という話です。
「傾国の美女」とかそんなレベルの話じゃありません。
おそらく西尾維新でなければ書けないであろう、凄まじい物語です。
阿良々木暦ですら、この「うつくし姫」の前では「自分なんかに、この人の前で生きている資格があるのだろうか」と自殺しそうになるほどです。
で、その業物語で出てきた、キスショットを人間から吸血鬼にしたデストピア・ヴィルトゥオーゾ・スーサイドマスターが、忍物語にも出てくるわけです。
かつて阿良々木暦が通っていた「私立直江津高校の女子バスケットボール部員が、立て続けにミイラになってしまっている」という事件が起こる中、そのデストピアが登場するが、果たして因果関係があるのか、という話です。
どうみても因果関係はあるだろ、と言いたいところですが、そこは西尾維新、まったくそんなことはないという可能性だってあります。
読者を裏切るのが大好きな人ですから。
恋物語では、冒頭で、というか最初の文で、読者に向けて「お前達はひとり残らず騙された」と言ってますからね。
その裏切られ方が大好きなので、私は作者のファンになっているわけですが。
もし西尾維新を知らないというのであれば、私が最初におすすめするのは化物語ではなく、伝説シリーズです。
すごく分厚い本ですけど、決して期待を裏切らないと思います。
友達にも勧めましたけど、大好評でした。
(7作目くらいで飽きたそうですが。)
最近では図書館なんかでもラノベがおいてあるそうなので、もし目に入ったら一度手に取ってみてください。
それでは。
イッシキでした。