アニオタゲーマーでも恥ずかしくない

にわかが通ぶって書く、アニメ、ゲームの感想や雑記。ゲーム攻略は中級者以下の「ラクにゲームがしたい」という人向けです。

この仮面の悪魔に相談を! このすば スピンオフ

昨日の記事で、「次はデビルメイクライ5をやりながら、”この素晴らしい世界に祝福を!~この欲深いゲームに審判を”を進めていきます」と言いました。

 

でもなんかそんな気になれず。

 

なんか””この欲深いゲームに審判を(この欲、とでも略しましょう)"をやるためにPS4の電源を入れるのも億劫でして。

 

我ながら、どんだけつまらないと思っているのかと呆れました。

 

で、何をしてたのかというと。

 

ラノベ読んでました。

 

この素晴らしい世界に祝福を!(このすば)のスピンオフ。

 

「この仮面の悪魔に相談を!」。

 

 

 

このすばに出てくる登場人物(?)、地獄の公爵にして大悪魔、バニルが主人公となった話です。

 

私、このすばの中でもバニルが一番好きなんですよ。

 

バニルの特技は「なんでも見通す」ということ。

 

過去や未来、人のプライバシー、いろんなことを見通す悪魔で、とある占い師はこの悪魔の力をかりて、ほぼ100%的中する占いをするほど。

 

そしてバニルの食事は「人の悪感情」。

 

怒り、憎しみ、羞恥、といった人の悪感情を「美味である美味である!」と言いながら食らうわけです。

 

この組み合わせ。

 

最強だと思いませんか?

 

なんでも見通す悪魔が、人の悪感情を引き出すんですよ。

 

誰にも知られたくないことを、公衆の面前で言われて「ぎゃああああ!!」となるキャラばかりになります。

 

とは言っても、もちろんそんな読者が引くようなエグい情報を引き出すのではありません。

 

たとえばとある女魔道士に対してこう呼びかけるわけです。

 

「生真面目な性格や張り詰めた表情から他の冒険者に怖がられ、老後は一人になるのではとちょっと焦っている魔法使いよ」。

 

これを言われた魔道士は仲間に「・・・・・・焦ってたのか?」と問われ、「あの悪魔、絶対に許さない!」と誓っています。

 

「我輩ですら目を背けたくなる未来を持つ娘よ」と呼ばれた女の子は、バニルをブンブン揺さぶります。

 

また、人に付けるあだ名のセンスも最高です。

 

一緒に店を営んでいる、働けば働くほど赤字を生産していく店主にはこんなあだ名を。

 

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ポンコツ店主。

名ばかり店主。

赤字店主。

欠陥店主。

負債店主。

ドスケベ店主。

(黒字になっている帳簿をみて)偽物店主。

 

いつもやってくる女神にはこんなあだ名を。

 

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いつもやってくるタカリ女神。

下手な小芝居をする大根女神。

狂犬女神。

邪悪な存在。

駄女神。(Kさんだけでなく、バニルにまで駄女神呼ばわりされて怒り狂います。)

 

で、そんなバニルが主人公となった「この仮面の悪魔に相談を!」なんですけど、まあ話としては、本当にバニルが相談所を作って皆の悩みを解決していく、という話です。

 

なんでも見通す悪魔が応じてくれるわけですから、お客さんも途絶えることはなく、ポンコツ店主が生み出した赤字をなんとか食い止めていくことはできるんですが・・・。

 

もちろんそんな日常的(?)な話で終わるわけもなく。

 

「ご飯を一人で食べるのが寂しいから、人がいるレストランにいって人を見ながらご飯をたべる」というレベルのぼっちがやってきたり。

 

身分を隠した王女様がやってきたり。

 

ギルドの受付嬢のことが気になったり。

 

警備会社の押し売りをする悪党がやってきたり。

 

最後の章では、店主とバニルがどうやって出会ったのか、という話まで掲載されています。

 

このすばを知っているなら、おそらくは「店主が人間だった頃」について知りたいのではないでしょうか。

 

全然性格が違う店主を見ることができますよ。

 

まあその頃は、まだ店主じゃなくて冒険者なんですけど。

 

ただ、この「この仮面の悪魔に相談を!」は、このすばの時系列にも関係しているため、このすばの方はある程度読んでから読むことをおすすめします。

 

王女様が出てくるから、最低でも6巻までは読んでおいたほうがいいのかな。

 

 

6巻も・・ではなく、たった6巻です。

 

普通に笑いながら読んでたら、あっという間に読めます。

 

あと、「この仮面の悪魔に相談を!」は漫画でも発売されています。

 

 

 

そっちの方も読んだことはあるんですけど、やっぱり原作には敵わない、というのが感想です。

 

「何でも見通す」というところが面白い話ですから、心情とかを細かく描写されているほうが面白いんですよ。

 

ですから、読むなら原作をおすすめします。

 

 

 

それでは。

 

イッシキでした。