アニメ ワンパンマン二期 4話 5話 ガロウの感想になってしまいました
ワンパンマンをアニメで観ていると、一話一話がものすごいスピードで進んでいるように見えます。
たぶんこれ、原作のほうでは一回分がやたら少なかったりする回があるからなんでしょうね。
でもあの画力ですし、仕方ないと思います。
一時期、原作者の絵を担当している村田雄介さんが、作画しているところを動画で配信しておられた時期がありました。
ほんと、一コマ一コマにかけてる手間が尋常じゃありませんでした。
そしていつも期待している以上の作品を提供してくれているので、今後も気長に待ちたいと思います。
ところで前の回からそろそろ20日ほど経つんですけど、更新はまだでしょうか。
待ちくたびれたんですけど。
さて。
そんな、原作と比較してテンポよく進んでいるアニメワンパンマンのガロウの声に緑川光さんを充てたのに違和感があると、これまで何度か言ってきました。
しかしここのところガロウの声がだんだん馴染んできたように感じます。
私が慣れていったのか、緑川さんがガロウに馴染んでいったのかはわかりませんが、初期の頃にはあまり感じられなかった粗野な感じが出てきていい感じになっています。
さて、そのガロウですが、ヒーロー狩りをする理由が「人気者が勝って、嫌われ者が負けるなんて悲劇だ」「だったら俺が誰にも負けない最強の怪人になる」というものだということがわかりました。
でもガロウって人気あると思うんですよね。
とあるサイトの人気ランキングでは4位にランクインしてました。
ガロウが勝ったら、やっぱり人気者が勝ってることには変わりありません。
まあでもこのガロウ、ちゃんと怪人らしく行動をしているなとは思います。
C級1位の無免ライダーをはじめ、タンクトップ集団はどんな雑魚でも全員叩きのめしましたし、今回も金属バットがムカデ長老に大ダメージを受けているにもかかわらず、ケンカをふっかけてましたし。
(ちなみにタンクトップ集団には女性も居ます。この日はブッチしていたようです。)
普通「最強を示す」とかっていうと、全快している相手を叩きのめす、とかそういう感じになると思うんですけど、ガロウがやっていることは怪人としての行動ですね。
ガロウが登場したときも言ってましたけど「怪人は前触れもなく突然やってくる」ものです。
だからガロウの行動は、ちゃんと一貫性を持っていると思います。
しかしここで、ガロウは怪人協会からの誘いは蹴りました。
どこから出した手でしょうか。
ガロウは怪人協会の招待状を破り捨てます。
ここでなぜガロウは怪人協会の誘いを断ったのでしょう。
まだ怪人協会の使いは、怪人協会がどういうところなのかも説明していません。
この時点でガロウが知り得た怪人協会の情報は「自分に気持ち悪い視線を向けているやつが居る」「そいつは金属バットの妹(ゼンコ)を人質にしようとしている」ということだけです。
これで怪人協会を「自分とは違うもの」とみなしたわけであり、そこにガロウと怪人協会との間に1つの差ができました。
私はおそらく「人質を取ろうとしている」というところが、ガロウの気に食わなかったのではないかと思っています。
そもそもガロウの目的は「嫌われ者である怪人が人気者であるヒーローに勝てるということを、自分が最強の怪人になることで証明する」ということです。
その中で「人質を取って勝利する」というのは入っていなかったのだと思います。
だからゼンコにも手は出さなかったのでしょう。
このあたり、サイタマがヒーロー協会に入って「俺のなりたかったヒーローとは違うような・・」と考えてたのとちょっと似ていますね。
まだ、ガロウがどういった怪人になろうとしているのか、具体的には定かではありません。
強いていうなら美学を持った怪人と言った感じでしょうか。
とある魔術の禁書目録の「一方通行」みたいな感じの。
おそらくそれは、ガロウ自身にもわかってないのだと思います。
ですので、今後、ガロウがどういった怪人に近づいていくのかを楽しみに待っていようと思います。
それでは。
イッシキでした。